2012-04-27

ぜんまい

ぜんまいといえば、日本のおいしいぜんまい煮を思いだします。こっちのカナダでは、ぜんまいときいて、”あ、あのおいしいぜんまいね。”と返答する人は、アジア系の人でない限りいないようです。ちなみに英語で、ぜんまいのことをFIDDLEHEADS(フィドゥルヘッド)といいいます。ぜんまいとといっても、”なに、それ?” そいう人のほうが多いかもしれないです。

今日は、喜びの報告。なんと、私にとって、そのおいしいぜんまいがいつもの散歩道の横に数日前からニョキニョキッと次々に顔を出し始めたんです。知らなかった。ぜんまいって、あのシダの葉の芽のことだったんだ。
今日は、天気がそれほどよくなかったものの、きのう、一昨日と雨だったので、もう待ちきれず、子供たちを連れていつものお散歩へ出発。もちろん、大きいボウルを持参して。ぜんまいだ~ぜんまいだ~と喜んでいる私の気持ちが伝わったのか、子供たちも一緒に摘んでくれました。ぜんまいを摘んでいる私の隣で、しばらく、不思議そうにみていたニーアも、”ママ~HERE YOU GO!(どうぞ!)”とぜんまいの先端だけをもぎ取って持ってきてくれるのでした。


あしたも、またぜんまい摘みにいこうっと!

ところで、ぜんまい煮ってどうやって作るんだ??今は、便利だね。もちろんインターネットで調べてみます。おいしく作れたかどうかは、またこんど。



ぜんまい摘みの帰り道、西洋梨の木にきれいな花が咲いていたのを見て、アミリアが何かを思いついたかのように、花を摘み始めました。家につくと、それを小さな花瓶とともにテーブルの上に飾ってくれたのです。微笑ましいことです。ん~でも誰に似たんだろう??
小さいとき、”そとの花きれいね~”というお母さんの顔を見ながら、何のこと???という顔をしながら返答をせずにいる私に呆れ顔で、”あんた、庭の花くらい気付かないの~?” と言われたのを思い出します。そんなことが何度もあったかな。

西洋梨の花


フラワーアレンジメントをしたアミリアも一緒に(^^)
梨の花を見ながら、日本の桜を思い出しました。もう、日本では、さくら散っちゃったんだろうな~。

2012-04-20

いぬ2匹??

先週末、ストーニークリークにあるマラミュート犬(アラスカのそり犬)のブリーダーのところまで、足を運びました。今月、そこブリーダーのところへ行ったのはそれが2回目。
なぜ犬のブリーダーへ??  実は、前々から、子供たちが欲しがっていたマラミュート犬を我が家のペットとして迎えることに決めたのです。前回の訪問は、そのブリーダーのところに生まれた生後5週間の6匹の仔犬らと面会して自分達のペットにしたい犬を選択するため。そして今回の訪問は、ただ、その犬に会いにいくため…。(^^)

コーディー、生後5週間

この写真の犬が私達の選んだ犬。6匹の中で一番大きいオス。沢山ある名前の候補からやっと絞り込んで決まった名前がコーディー(Kodie)。この犬の種類がALASKAN MALAMUTE といってアラスカ出身の犬なので、アラスカの都市のKODIAKの頭文字をとってコーディーです。

ところで、うちには、すでに大きな黒のニューフィンランド犬のネイビーがいます。去年の7月に、義の兄家族が特にずっと犬を欲しがっていたトリスタン(兄家庭の長男)の為にブリーダーから直接選んで飼いはじめた犬。犬のガイドブックで犬のことを勉強しながら、適切な首輪や、ブラシ、犬小屋、えさ、おもちゃなどを準備したのも全部、トリスタンと義兄家族でした。義兄たちも、犬を飼った経験があったわけではないので、家族みんなでの手探り状態で始まった犬育て。

母親犬を恋しがって夜中になくネイビーをなだめたり、遊び盛りのネイビーと一日中そとで遊び相手をしたのも甥っ子たち。玄関にある靴やスリッパが大好きで口でくわえては走って逃げていくネイビーを怒鳴りながら追いかける子供たち。犬を飼うということが簡単なことではないと実感して涙を流す姿も。

そんな、犬育て奮闘記をみてきた叔母の私は、犬育てどころか子育てに追われる日々で、うちも犬を飼いたいという子供たちに貸す耳などゼロでした。うちは、いつ犬を飼うの??という子供たちの質問には ”もうネイビーがいるでしょ。うちは飼うとしても、もう少しあんた達が大きくなってからだよ。” と、いずれ犬を飼うなんて考えなど全くない頭で答えるのでした。

数ヶ月前まで、そんな応答をしていた私が、今、マラミュート犬といっても普通のマラミュート犬ではなくジャイアントマラミュート犬といわれる巨大な犬となるコーディーを家に迎える準備をしています。ん~。なぜ??

私を説得したのは子供たちではなく主人でした。それは、一言で言うと、子供の安全のため。マラミュート犬はエスキモーが昔から、子守犬として使っていた犬で、大人たちが狩りなどで、留守にしている間、マラミュート犬が子供たちを野生の動物などから守っていたそうです。ということは、安心して子ども達が一緒に遊べる性質のうえに、万が一、野生の動物が近づいてきても、子どもたちを守ってくれることを期待できるということです。

義兄家族がニューフィンランド犬を選んだ理由も、子どもの安全を考えてのものでした。ニューフィンランド犬はもともと泳ぎがうまく、異変に逸早く気付く鋭い感覚を持ち備えている為、ヨーロッパでその犬が救助犬として使われているほど。湖の畔に住む私達にとって、万が一を考えると、飼って安心できる犬だからということでした。

でも、一つだけ、私から条件として.…主人にお願いしたこと。それは犬の糞の始末は全部、主人がやるか、または主人の監督のもとで子供たちがやるいうこと。私は、ニーアのオムツ換えという大きなお仕事がまだ、ありますからね。(^^)




生後6週間半でもうほぼニーアと同じ大きさ ”パパ!(パピー(仔犬)のこと)” と大喜びのニーア
ん~やっぱり仔犬はかわいい

2012-04-15

今日はセルビア正教会のイースター

今日、またまた、イースターがやってきた。???ちょうど一週間前にイースター(復活祭)で、子供たちがエッグハンティングを楽しんだという話をしましたが、今日のイースターはキリスト正教会(東方正教会)によって信じられているイースターの日です。カナダはカトリック教会、アメリカはプロテスタントの信仰を持つ人が多いので、イースターやクリスマスはそれらの宗派による伝統の日が国をもっての大イベントの日になります。でも一方、主人の家族、親戚のようにセルビア(旧ユーゴスラビア)出身の人や、ロシア出身の人たちは、主に、キリスト正教会に属するので、カナダにいても、彼らの伝統の日に従って、イースターやクリスマスをお祝いしています。

今日は、その正教会イースター(うちではセルビアイースターと呼んでます)を親戚とともにお祝いするために、主人のいとこの家に集合。それぞれの家庭から持ち寄ったご馳走をみんなで囲んで楽しんでは、大人たちはセルビアの人たちに欠かせないブランデーを片手に日が暮れるまで語らいあうのでした。もちろん、まだ授乳をしている私は、オレンジジュースでしたが…。何個も連なったテーブルに共に座った大人たちが ”ジュベリー(乾杯!)!” といいながら、ショットグラスのブランデーをきゅっと簡単に飲み干してしまう。そんな姿に以前は驚かされていた私ですが、今はもう驚くこともなく、オレンジジュースを片手に ”ジュベリー” をしては、セルビア人に混じっている自分の今にあらためて ”不思議” を感じたのでした。


親戚のおばさんがくれたイースターエッグ


セルビア人のお祝い事に欠かせないもののひとつ、豚肉

最初は恥ずかしがっていたニーアも食事の時間にはにっこり

プランババ(セルビア語で曾ばあちゃんのこと)とニーア


はとこ達と遊ぶ子供たち

帰り際には親戚からこんなお土産が。バスケットいっぱいのイースターチョコとイースターエッグ
セルビア人はとても人情味にあふれた人が多い。そんな親戚の集まりがあるたびに、聞かれるのが、日本にいる両親、兄弟、祖母のこと。”日本の家族はどうしてるのかい?元気にしてるのかい?”ってね。お父さん、お母さん、みんな、よろしくいってました。

2012-04-11

いい顔

9日土曜日の夕方、ニーアをお風呂に入れているとき、”いい顔して!” とお願いしたら、にこーっと本当にいい顔をしてくれた。その顔がほんとうにかわいくって、私がハハハと笑っていたら、それが嬉しかったのか、それ以来、いい顔して!って言うたびに目を漫画ででてくるような半円の形にして、笑ってくれる。
そういえば、私も、2,3歳のころ、お母さんやお父さんから ”いい顔して!” といわれるたびに、みせた表情がある。ニーアとはちょっと違う表情だけど、なんでそんなに面白がるのかな~と半分不思議に思いながらも、親や周り人たちが笑ってくれるのが嬉しくて、”いい顔して” のリクエストのたびに 喜んで ”いい顔” をしていた記憶がある。

ニーアもそんなこと思いながら、”いい顔” してくれてるのかな?

ニーアの ”いい顔” (^^)

2012-04-09

イースター(復活祭)

8日、日曜日は、イースターという祝日でした。イエスキリストの復活をお祝いする日です。2月の中旬くらいからイースターに備えて、うさぎのぬいぐるみやうさぎの形をしたお菓子、卵形のチョコレートがたくさん多くの店頭に並ぶんです。なぜたまご?なぜうさぎ?カナダにきて初めてのイースターを迎えたとき、不思議に思ったのを覚えています。
卵から新しい命が誕生することから生命や復活を象徴するものとしてイースターにふさわしく、またうさぎは、多産ということから繁栄を意味するものとしてそれもイースターの意味合いにあうことからいつの日からか、シンボルとして使われるようになったそうです。

毎年、春にやってくるこのイースター。特に子ども達にとって、イースターはクリスマスに続く ”楽しい” 祝日。何故かというと、エッグカラーリング(egg coloring)とエッグハント(egg hunt)という恒例の楽しみがあるからなんです。

うちの子供たちも例外なくそのエッグカラーリングを楽しみました。

好きな色の食品着色水の中にゆで卵を3,4分浸すだけという簡単なもの
ん~何色にしようかな?
遊びに来ているお友達と一緒に迷うナタリア
最初は青にきまり!
”Egg!Egg!”とやりたがるニーアを手伝ってくれているアーナ(タティアーナのこと)
”Look!(見て!)” と嬉しそうに卵を見せてはクレヨンで色をぬるニーア
みんな真剣
クレヨンで絵を書いた後に着色水につけるとこんなにきれいになるんだよ。
ところで、イースターに欠かせないこれらの卵はイースターエッグと呼ばれます。そして、イースターのもう一つのシンボル、うさぎたちは、イースターラビットとかイースターバニーとよばれます。
これはアミリアがジャスティンに作ってあげたイースターエッグ
 全部、イースターエッグを完了したあとは、メインイベントのエッグハンティング!!大人がまずそのイースターエッグを家の中や庭に隠し、それを子供たちが探すというゲームのことです。

うちは今日、とても天気がよかったので、外でやることにしました。ゆで卵で作ったイースターエッグだけではなく、何個かのキャンディーが中に入っているプラスチックの卵も沢山かくして ”用意、どん!!” チャールズのお母さんが子供たちそれぞれに用意した、プレゼントも紙袋に入って隠してあるようです。

従兄弟全員とイースンのお友達チャールズといっしょに。

ニーアはバケツが小さすぎると思ったのかこの大きい入れ物を持って出発。

エッグハンティングは15分くらい続いたかな。草、木、枝などの陰に隠された約100個の卵を9人の子供たちが真剣に探しまわる姿はとても楽しい光景でした。ニーアも小さいからと負けてはいられません。13歳の大きなお兄ちゃん(従兄弟)のトリスタンに手伝ってもらって沢山の卵を手に入れました。ニーアの持つ卵の数が多くなってきたとき、ニーアにはちょっと重いかな~とトリスタンが容器ごと持ってあげようとした瞬間、”NO!!(ダメ!)” とものすごい勢い。結局、トリスタンとニーアの分の卵を全部自力で、持ち歩き続けた根性のあるニーアでした。
卵を探している最中のアミリア
見て!こんなの見つけたよ。

誰にも拾われることなく、後で犬のえさになってしまった卵もあったのかも。

ところで、イースターエッグとして使われたゆで卵40個。一体どうするのかというと?



エッグサンドイッチ
卵の入ったポテトサラダ
タルタルソース

イースターエッグは次の日からそんな姿へと変わっていきます。











2012-04-04

NANAとお散歩

ナナ(Nana)というと、日本では女の子の名前だけど、こっちでは、いろんな意味があるようです。日本と同じで女の子の名前のナナ。インド系の家庭では、祖父の呼び名がナナ。でも、うちの家庭では、ナナというと、おばあちゃん(私のお姑さん)のこと。子供たちはみんな、おばあちゃんのことをナナと呼んでいます。お店などの場で幾度か、知らない子がおばあちゃんのことを ”ナナ~!” と呼んでいるのを見かけたことがあるので珍しくはないようです。でも、もちろん一番聞くのは、”グランマ(Grandma)” だけどね。

雪が溶けてからというもの、強風や雨(もちろん雪)でないかぎり、敷地内の景色を楽しみながら、湖まで散歩をするというのが私たちの日課のようになっています。ところで、子供が4人もいるというだけで夫婦ふたりっきりという時間を持つことは難しいのに、私たちのように大家族ですんでいると夫婦二人っきりどころか家族だけの時間という時間さえもつのが難しくなりがち。そんな環境の中で、お散歩というのは、ちょっとした ”家族の時間” になることもしばしば。

でも、主人と私は、毎日の散歩の時間が家族だけの時間と決めているわけでもないので、今日は、台所の勝手口から出るときに、たまたま台所の片付けをしていたナナを誘ってお散歩。ナナは8年前に右足首を骨折していらい、雨でぬれた土壌やもちろん雪や氷の張っているようなところを歩くのが苦手で、敷地内の湖畔までの道のり(たぶん700mくらい)の散歩もあまり積極的になれないようです。でも、天気がよく土壌も乾いていて、最近コレステロール値が上がってきたこともあってか、今日の返事は ”OK”。4ヶ月ぶりに湖畔まで歩いたナナでした。


気温は8度くらいだったかな。風がなかったのでとっても温かかった~。こっちの気候になれてしまうと0度以上は ”あったかい” 気温なんです。(^^)
子供たちは大はしゃぎでいつも散歩についてくるネイビーと一緒に一足先に。私と主人とナナは順番にベビーカーを押していつもの散歩道をゆっくりたのしみました。

ナタリアとネイビー  (家から湖畔までを半分きたところ)

主人とナナをうしろから

湖が見えてきたよ
もうすぐ湖

ついた!
夏は子供たちの遊泳場となる湖、水草がちょっと気になるときがあるけど、遠浅なので安心


みんなで日本のじじ、ばば、みんながここにきてくれるのまってるよ~!
ネイビーと戯れるナタリア
ジャスティン

















アミリア


湖からの帰り道、ニーアはナナの押すベビーカーの中で寝てしまいました。

2012-04-03

春がきた!



  おそとが大好きなニーアは、窓から外を見るたびに ”OUTSIDE!(おそと!)LET’S GO OUTSIDE!(おそと行こう!)” と催促。
今日の朝も例外ではなく、朝ごはんを食べ終わるなり、” MAMA,OUTSIDE!”
”え~今行くの? ママは、朝ごはんのお片づけしないといけないのにな~。” もちろんそんな私の言葉はニーアにとってはなんの意味もなく、下駄箱にあった自分の長靴に手をのばし、床に置いては足を入れはじめたニーア。
ちょうど台所のゴミ箱がいっぱいだったので、”じゃあ、一緒にゴミを捨てにいこうか~。” と結局、片手でニーアを抱っこし、もう一方の手にゴミ袋を持って、外に出ることに。


外に出てみると、なんと、セーター一枚でも大丈夫なくらいの温かさ。”うわ~春だね~。”(いつもの習慣で冬のジャンパーを着用してたけど、)お外が大好きなニーアでも、ちょっと肌寒い時は何故か一人で歩こうとしないのに、今日は、即 ”降りる~(これは日本語)” と、一人でトコトコ歩き始めたニーア。


ゴミを捨てた後、結局、私もニーアと一緒に春日和を満喫。前庭でしばらく遊びました。



パバナ(マイカばあちゃん)が去年かってくれたすべり台。まだ、自分で登れないけど、すべり台大好き!

前庭のすべり台でしばらく遊んだ後は、家の周りの探索。いろんなところに春の兆しが、、。

家のすぐ脇に生えてきた花。ゆりかしら??


ドアのしたの隙間にいた蛇。へびも冬眠をやめて早速、春を楽しんでいるのかな。
家の入り口の横にある木にも葉が着々と。
カナダの冬はとっても長い。3月の中旬ころから温かい日を迎えるなんてこっちに来てからはじめてかな。この貴重な春日和。台所の片付けを放ってでも楽しまないとね。(^^)